「膝が痛いから、できるだけ動かさない方がよい」と考えていませんか?
変形性膝関節症(OA)では、痛みがあると活動量が減りやすくなります。
しかし、動かない状態が長く続くと、膝を支える筋力や全身の持久力が低下し、歩行や階段昇降などの日常動作がさらに難しくなる可能性があります。
そのため、OAの保存的な管理では、運動療法が重要な柱の一つとされています。
運動プログラムを考える際に参考になるのが、WHO(世界保健機関)が2020年に公表した「身体活動・座位行動ガイドライン」です。
WHOは成人に対して、週150~300分の中強度有酸素運動、または週75~150分の高強度有酸素運動、あるいはそれらを組み合わせた身体活動を推奨しています。
また、週2日以上の筋力強化活動も推奨しています。
ただし、この数値は一般的な健康づくりの目標です。
膝OAの方が、最初からこの運動量を達成する必要はありません。
OAの運動プログラムでは、次の2つを組み合わせることが基本になります。
有酸素運動: 歩行や自転車などを通して、心肺持久力や日常生活の活動能力を高める。
筋力強化運動: 大腿四頭筋や殿筋などを鍛え、立ち上がりや歩行を支える身体機能を高める。
重要なのは、膝の状態に合わせて運動を選び、少しずつ負荷を高めていくことです。
運動は、膝の軟骨を再生させる治療ではありません。
しかし、痛みや身体機能の改善、日常生活の活動性向上を目指すうえで重要な方法です。
「痛いから動かない」から「自分に合った運動で動ける身体をつくる」へ。 これがOA運動プログラムの出発点です。
銀座 KARADAコンディショニングスタジオ i-Potential
