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所長はこうみる

第9回 有酸素運動と筋力強化はどちらが大切?組み合わせる理由

変形性膝関節症の運動療法では、有酸素運動と筋力強化のどちらを優先すればよいのでしょうか?
結論からいえば、どちらか一方だけに偏るのではなく、それぞれの目的を理解して組み合わせることが重要です。

有酸素運動の役割

歩行、自転車、水中運動などの有酸素運動は、心肺持久力や全身の活動能力を高めることに役立ちます。
また、日常生活で動く時間を増やすことにもつながります。

筋力強化の役割

大腿四頭筋や殿筋などの筋力を高めることで、立ち上がり、歩行、階段昇降などの動作を支える身体機能の改善を目指します。
筋力が低下している方では、まず筋力強化を優先的に取り入れることも考えられます。

組み合わせたプログラムの例

運動習慣が少ない方で、症状が比較的安定している場合には、次のようなプログラムが考えられます。
• ウォームアップ:軽い歩行や関節運動を3~5分
• 筋力強化:椅子からの立ち上がり、膝伸展、踵上げなど
• 有酸素運動:歩行や自転車を5~10分
• クールダウン:呼吸を整え、疲労や症状を確認
これは一例であり、すべての方に同じ順序や時間が適切というわけではありません。

筋力強化と有酸素運動の順序は、本人の目標や疲労、症状に合わせて調整します

。
例えば、筋力低下が目立つ方では筋力トレーニングを中心に組み立て、持久力の低下が目立つ方では有酸素運動の比重を高める方法があります。
EULARの2023年推奨でも、変形性膝関節症に対して筋力運動、有酸素運動、柔軟性運動、神経筋運動などを含むプログラムを、身体機能や本人の希望に応じて調整することが推奨されています。

有酸素運動で「長く動ける身体」をつくり、筋力強化で「動作を支える身体」をつくる。この2つを組み合わせることが、変形性膝関節症の運動プログラムの基本です。

銀座 KARADAコンディショニングスタジオ i-Potential

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