私たちが腕を上げたり、振り向いたりするとき、脳は身体から届く感覚情報を受け取るだけではありません。
これまでの経験をもとに、次に起こる動きや身体の状態を予測しながら、動作を調整しています。
このような働きを理解する理論の一つが、Predictive Processing(予測処理)です。
例えば、過去に肩を動かしたときに痛みを経験していると、その後の動作でも「また痛くなるかもしれない」という予測が生じる可能性があります。
その結果、無意識に肩をすくめたり、首に力を入れたり、動きを小さくしたりすることがあります。
もちろん、すべての肩こりが脳の予測によって起こるわけではありません。
しかし、身体の感覚と過去の経験、動作への期待が相互に関係するという視点は、慢性的な肩こりを理解するうえで役立ちます。
重要なのは、身体を安心して動かせる経験を積み重ねることです。
無理に大きく動かすのではなく、楽に動かせる範囲から少しずつ動作を練習することで、身体の使い方を見直すきっかけになります。
肩こりのケアでは、筋肉へのアプローチとともに、身体を動かす経験そのものを大切にすることが重要です。
銀座 KARADAコンディショニングスタジオ i-Potential
