腰痛のある方を調べると、腰の筋肉だけでなく、筋肉を包んでいる筋膜の動きが悪くなっていることがあります。
ここで重要なのが、筋膜の滑走性です。
筋膜は身体をつなぐネットワーク
筋膜は、筋肉、腱、靱帯などを包み、身体のさまざまな組織を連続的につなぐ結合組織です。
腰部では、胸腰筋膜という組織が重要な役割を果たしています。
胸腰筋膜は、背部の筋肉、腹部の筋肉、骨盤周囲などと力学的につながり、身体を動かす際の力の伝達にも関与します。
筋膜の癒着・滑走性低下が起こる仮説
筋膜は一枚の膜ではなく、複数の組織層が重なり合っています。
その層と層の間には、ヒアルロン酸などを含む疎性結合組織が存在し、滑らかな動きを助けています。
しかし、長期間の不動、繰り返される負荷、組織ストレス、炎症などが関係して、ヒアルロン酸を含む基質の性状や組織の状態が変化すると、層間の滑走性が低下する可能性があります。
これを臨床的に筋膜の癒着や密度化(densification)と表現することがあります。
筋膜の滑走性が低下すると?
• 前屈すると腰が突っ張る。
• 身体をひねると片側だけ動きにくい。
• 朝起きたときに腰がこわばる。
• 長時間座っていると腰が重くなる。
• 腰からお尻にかけて張りを感じる。
ただし、これらの症状だけで筋膜の癒着を確定することはできません。関節、筋肉、神経、痛みへの感受性なども含めて評価する必要があります。
モビライゼーションPNFによるアプローチ
当スタジオの施術では、腰部の皮膚、筋膜、筋肉に対して、身体の動きに合わせた穏やかなモビライゼーションPNFを行います。
目的は、組織を無理に剥がすことではありません。
• 組織間の滑走を促す。
• 過剰な筋緊張を調整する。
• 腰部の運動範囲を広げる。
• 身体を動かすときの不快感を軽減する。
筋膜への介入による効果については、機械的刺激、神経系への作用、固有感覚の変化などが提案されていますが、ヒトでの作用機序はまだ十分に確立されていません。
筋膜のケアでは、強く押すことよりも、組織の状態に合わせて適切に動かすことが大切です。
痛みがある部位は押さないで、遠隔の肩の周りの筋肉とかハムストリングスを押すことにより遠隔の痛みのある腰部の筋膜の癒着をケアします。
筋膜は全身に張り巡らされています。頭の先からつま先まですべて繋がっているので遠隔からのアプローチが可能になります。
銀座 KARADAコンディショニングスタジオ i-Potential
