最新の研究で最も推奨され、安全性と効果のバランスが良いとされているのはこちらです!
「ちょっと息が弾む有酸素運動 + 軽い筋トレ」
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頻度: 週2〜5回
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時間: 1回20〜40分
「HIIT(高強度インターバル)」のようなハードな運動は、体力がしっかり保たれている方に限定された選択肢です。
1. まずはこれから!「有酸素運動」
最も多くの研究でエビデンス(科学的根拠)が示されている運動です。
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具体的なメニュー
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ウォーキング(家の中でも外でもOK)
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自転車(エルゴメーター)
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水中ウォーキング
強さの目安
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「楽〜ややきつい」(Borgスケール:11〜13)
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心拍数なら、全力の40〜60%程度
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「息は少し上がるけれど、会話はできる」がポイント!
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うれしい効果
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がん特有の「だるさ(疲労感)」が軽くなる
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心肺機能やQOL(生活の質)の維持
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2. 筋肉を守る!「抵抗運動(筋トレ)」
化学療法による筋肉の減少(サルコペニア)を防ぐために欠かせません。
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具体的なメニュー
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ゴムバンド(セラバンド)
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自重トレーニング(椅子からの立ち上がり、壁腕立て伏せ)
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軽いダンベル
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強さの目安
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「10〜15回繰り返せるくらいの重さ」
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翌日に筋肉痛をガッツリ残さないのが鉄則です。
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うれしい効果
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「立つ・歩く・持つ」といった日常動作が楽になる
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筋力の低下を抑え、代謝をキープする
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3. 最強の組み合わせは「有酸素 + 筋トレ」
現在の国際的なコンセンサスで、最も優先すべきとされている形です。
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理想の配分(1回30〜40分)
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有酸素運動:20分
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筋トレ:15分
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メリット
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体力低下を防ぐだけでなく、「自分は動ける!」という自信に繋がります。
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4. 特殊な選択肢「HIIT(高強度インターバル)」
「30秒全力 → 1分休む」を繰り返すような強い運動は、研究段階では心肺機能の大幅改善が見込めますが、誰にでもおすすめできるわけではありません。
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対象: 若年〜中年層で、体力がしっかり残っている方
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注意: 吐き気や貧血、感染リスクがある時期は控えましょう。「選ばれた人が、選ばれたタイミングで」行うトレーニングです。
5. 調子が悪い日は「マインドフルムーブメント」
「今日は体が重いな…」という日に無理は禁物。そんな時はこれ。
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メニュー: ストレッチ、ヨガ、太極拳、深い呼吸
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効果: 不安や抑うつの軽減、睡眠の質の改善
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位置づけ: 運動の代わりというより、心を整える大切な時間です。
国際ガイドラインが教える「心の持ちよう」
アメリカスポーツ医学会(ACSM)などの専門機関が共通して伝えているのは、とてもシンプルなことです。
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「できる範囲で、少しでも動く」
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「ゼロよりは1(少しでもやればOK)」
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「頑張らせないことが、長く続けるコツ」
今日のあなたの「正解」は?
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調子がいい日: ウォーキング + 軽い筋トレ
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普通の日: 5分〜10分の短い散歩
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しんどい日: 布団の上でストレッチと深呼吸だけ
大事なのは、「今日は何もできなかった」と責めるのではなく、「今日はこれができた!」と自分に花丸をあげることです。
あなたの体調に寄り添いながら、マイペースに「動くこと」を味方につけていきましょう!
