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脳科学コンディショニング法

第1回:変形性膝関節症の痛みはなぜ起こる?膝関節の構造と動きから考える

変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症(Knee Osteoarthritis:膝OA)は、膝関節の軟骨だけでなく、軟骨下骨、滑膜、関節包、靱帯、関節周囲の筋肉など、関節を構成する複数の組織が関係する疾患です。
代表的な症状には、歩き始めの痛み、階段昇降時の痛み、立ち上がるときの違和感、膝の曲げ伸ばしの制限などがあります。

ただし、レントゲンで確認される関節の変形の程度と、本人が感じる痛みの強さは必ずしも一致しません。

画像所見だけで痛みや生活上の困難を判断することはできないのです。

なぜ歩くと膝が痛くなるのか?

歩行では、体重を支えるために膝関節だけでなく、股関節、足関節、骨盤、体幹が協調して働きます。
例えば、膝を十分に伸ばせない場合や、大腿四頭筋の筋力が低下している場合、立脚期に必要な身体の支持や前方への移動が難しくなることがあります。
また、股関節や足関節の可動性、歩幅、歩行速度、身体の使い方も膝関節への負荷に関係します。

つまり、膝の痛みを考えるときには、膝だけを評価するのではなく、歩行全体を観察することが重要です。

軟骨のすり減りだけが痛みの原因ではない

関節軟骨には、一般に痛みを感じる神経終末がほとんどありません。膝OAの痛みには、滑膜、関節包、軟骨下骨、靱帯などの関節周囲組織が関係することがあります。
さらに、痛みが長く続くと、身体を動かすことへの不安や、痛みを避ける動作が生じ、筋活動や歩行パターンが変化する場合があります。

そのため、膝OAのケアでは、関節の状態だけでなく、筋力、可動域、バランス、動作能力を総合的に評価する必要があります。

i-Potentialで大切にしている膝の評価

当スタジオでは、膝の症状を確認したうえで、次の項目を総合的に評価します。
• 膝関節の屈曲・伸展可動域
• 大腿四頭筋や股関節周囲筋の筋力
• 立ち上がりや階段昇降の動作
• 歩行時の荷重と身体の協調性
• 股関節・骨盤・足関節の動き
• 痛みや腫れ、運動後の症状変化
評価の目的は、膝の変形だけを見ることではなく、日常生活で困っている動作に何が関係しているのかを整理することです。

まとめ

変形性膝関節症の痛みは、軟骨の変化だけではなく、関節周囲組織、筋力、可動域、身体の動かし方など複数の要因が関係します。
膝だけに注目するのではなく、股関節や足関節、骨盤、体幹を含めて評価することが、運動機能の改善を目指すうえで大切です。

銀座のKARADAコンディショニングスタジオ i-Potentialでは、理学療法士が膝関節と全身の動きを評価し、一人ひとりの状態に合わせたコンディショニングを行っています。

※急に強く腫れた、熱感がある、発熱を伴う、外傷後に体重をかけられないなどの場合は、医療機関での評価を優先してください。
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参考文献
• Uchio Y, et al. Japanese Orthopaedic Association (JOA) clinical practice guidelines on the management of Osteoarthritis of the knee. J Orthop Sci. 2025;30(2):185-257. doi:10.1016/j.jos.2024.06.013.
• Kolasinski SL, et al. 2019 American College of Rheumatology/Arthritis Foundation Guideline for the Management of Osteoarthritis. Arthritis Care Res. 2020;72(2):149-162. doi:10.1002/acr.24131.

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