慢性腰痛は、単純に腰の筋肉が硬いから起こるとは限りません。
筋膜の滑走性、筋肉の働き、関節の可動性、神経系の感覚処理、日常生活の身体活動など、さまざまな要因が関係しています。
慢性腰痛を考える3つの視点
① 構造・組織の視点
筋膜、筋肉、関節などの組織の状態を評価します。
筋膜の滑走性低下や組織の伸張性低下が、身体の動きに影響していないかを確認します。
② 神経・感覚の視点
痛みの感受性や固有感覚、身体の位置を感じ取る能力、筋活動の調整などを考えます。
長期間痛みが続いている場合には、神経系の痛みの処理が変化している可能性も考慮します。
③ 運動・身体活動の視点
筋力、持久力、体幹と骨盤の協調性、歩行や立ち上がりなどの日常動作を評価します。
当スタジオのモビライゼーションPNFによる施術
当スタジオでは、次のような総合的なアプローチを目指しています。
STEP 1
モビライゼーションPNFによる筋膜・関節のモビライゼーション
筋膜や関節の動きやすさを促す
STEP 2
モビライゼーションPNFによる神経筋促通
筋肉の収縮と協調的な運動を引き出す
STEP 3
モビライゼーションPNFによる可動性・筋力の回復
体幹・骨盤・股関節の機能を高める
GOAL
日常生活で動ける身体へ
歩く・立つ・かがむ・ひねる動作の改善を目指す
私たちが目指す腰痛ケア
大切なのは、痛みのある部分だけを施術することではありません。
筋膜の動きやすさを促し、神経と筋肉の協調性を高め、身体全体の運動機能を回復させることです。
腰痛があるからといって、必要以上に身体を動かさない生活を続ける必要はありません。
身体の状態に合わせて少しずつ活動量を増やし、自分の身体を安心して動かせるようにしていきましょう。
「ほぐす」だけで終わらない。動きやすさを取り戻し、筋力を高め、再び活動できる身体を目指す。
それが、モビライゼーションPNFを取り入れた当スタジオの腰痛ケアです。
参考文献・科学的根拠
1. A review and empirical findings of fasciae and muscle interactions in low back pain. Frontiers in Physiology, 2025.
PubMed Central (PMC)+1
筋膜と筋肉の相互作用、腰部組織の硬さ、筋膜操作の作用仮説を考えるための文献。
2. A model for personalized diagnostics for non-specific low back pain: the role of the myofascial unit.
PubMed Central (PMC)
筋膜の滑走性、ヒアルロン酸、神経性炎症などを統合した仮説モデル。
3. Therapeutic mechanisms of fascia manipulation: A scoping review. 2025.
PubMed+1
筋膜操作による機械的・神経生理学的作用についてのスコーピングレビュー。
4. George SZ, et al. Interventions for the Management of Acute and Chronic Low Back Pain: Revision 2021. J Orthop Sports Phys Ther. 2021;51(11):CPG1-CPG60. doi:10.2519/jospt.2021.0304.
DOI+1
慢性腰痛に対する運動療法、関節モビライゼーション、軟部組織への介入などの臨床指針。
5. NICE. Low back pain and sciatica in over 16s: assessment and management.
NICE
6. モビライゼーションPNF, 新井光男, メジカルプレス, 2009 (所長の著書です)
銀座 KARADAコンディショニングスタジオ i-Potential
