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脳科学コンディショニング法

3回 座りすぎは血管にも影響する?血流と筋ポンプ作用の重要性

長時間座っていると、腰や肩が重く感じたり、脚がむくみやすくなったりすることはありませんか?

こうした身体の変化を考えるうえで重要なのが、血液循環です。

ふくらはぎなどの下肢の筋肉は、収縮と弛緩を繰り返すことで、静脈血を心臓へ戻す筋ポンプ作用を担っています。

しかし、長時間座り続けると、下肢の筋肉を動かす機会が減り、このポンプ作用も十分に働きにくくなります。

さらに、血管の内側を覆う血管内皮細胞は、血液の流れによって生じるせん断応力(Shear Stress)を感知しています。

血流の変化は血管内皮機能にも関係しています。

Taylorらの2022年のシステマティックレビュー・メタ解析では、長時間の連続座位が下肢の血管機能、特に血流依存性血管拡張反応(FMD)に悪影響を与える可能性が示されています。

つまり、座り続ける生活は、筋肉だけでなく血管の健康にも関係しているのです。

日常生活では、定期的に立ち上がり、少し歩く、踵を上げ下げするなど、下肢の筋肉を動かす習慣を取り入れてみましょう。

参考文献
Taylor FC, et al. Med Sci Sports Exerc. 2022;54(1):67–76.

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