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脳科学コンディショニング法

第1回:腰痛と骨盤・股関節の動きの関係とは?腰だけでなく全身の動きを評価することが大切

腰痛があるとき、腰だけを見ればよいのでしょうか?

腰が痛いと、腰の筋肉や腰椎ばかりに意識が向きがちです。しかし、立つ、歩く、前かがみになる、物を持ち上げるといった動作では、腰椎だけでなく、骨盤、股関節、胸郭、下肢が協調して働いています。
そのため、腰痛を評価するときには、痛みのある腰部だけでなく、身体全体の動き方を確認することが重要です。

骨盤と股関節は腰の動きに関係している

前かがみになる動作では、腰椎の屈曲だけでなく、股関節を曲げる動きも必要です。股関節の動きが十分に使われない場合、動作の中で腰部の動き方や負担の分布が変化する可能性があります。
ただし、股関節が硬いことが腰痛の直接的な原因になるとは限りません。股関節可動域と非特異的腰痛の関連を調べたシステマティックレビューでは、関連を示す研究はあるものの、全体としてエビデンスの質は非常に低いと報告されています。
大切なのは「股関節が硬いから腰痛になった」と決めつけるのではなく、実際の動作で股関節と腰部がどのように使われているかを確認することです。

骨盤の動きと体幹の協調性

骨盤は、腰椎と股関節の間に位置し、体幹と下肢をつなぐ重要な役割を担っています。歩行や立ち上がりでは、骨盤の前後傾や回旋が、体幹や股関節の動きと組み合わさります。
腰痛がある方では、痛みを避けるために動作が小さくなったり、特定の方向への動きを控えたりすることがあります。その結果、腰部、骨盤、股関節の協調的な動きが変化している場合があります。

i-Potentialで重視する評価とアプローチ

当スタジオでは、腰部の状態に加え、骨盤や股関節の可動性、体幹と下肢の協調性を確認します。
必要に応じて、モビライゼーションPNFを用いて、骨盤や股関節周囲の運動を促し、対角・螺旋方向の運動を通して体幹と四肢の協調性を引き出すことを目指します。
施術後には、前屈、立ち上がり、歩行などの動作を再評価し、変化を確認します。特定の部位を動かすこと自体が目的ではなく、日常生活で必要な動作につなげることが大切です。

まとめ

腰痛を考えるときには、腰部だけでなく、骨盤や股関節を含む全身の動きを評価することが重要です。股関節の可動性や骨盤の動きは、腰部の運動と関係しますが、その関係は一人ひとり異なります。

銀座のKARADAコンディショニングスタジオ i-Potentialでは、理学療法士が身体全体の動きを評価し、状態に応じたコンディショニングを行っています。

参考文献
• van Dillen LR, et al. Is there an association between hip range of motion and nonspecific low back pain? A systematic review. Musculoskelet Sci Pract. 2019.
• The effect of low back pain on spine kinematics: A systematic review and meta-analysis. 2023.

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