WEB予約
Instagram
Facebook
MAP

脳科学コンディショニング法

五十肩は「頑張って伸ばすほど悪化する」ことがあります

五十肩になると、
「固まらないようにストレッチしたほうがいい」
「痛くても動かさないといけない」
と思い、無理に肩を動かしてしまう方が少なくありません。

しかし実際には、五十肩はストレッチで痛みを誘発しやすい状態であり、やり方を間違えると回復を遅らせてしまうことがあります。

一時的に可動域が広がったように感じても、
・その日の夜にズキズキ痛む
・翌日からまた動かしにくくなる
・以前より痛みが強くなる

こうした経験をされた方も多いのではないでしょうか。

これは「体が弱いから」でも「年齢のせい」でもありません。
五十肩の回復には、炎症と体の防御反応を正しく理解することがとても重要なのです。


五十肩は「炎症+防御反応」で成り立っている

五十肩では、肩関節周囲の組織、特に上腕二頭筋長頭腱などに炎症が起こることがあります。
炎症がある時期に無理に動かすと、体はそれを「危険」と判断します。

すると脳と神経は、
「これ以上動かすと壊れる」
と学習し、肩周囲の筋肉を強く緊張させて守ろうとします。

この状態で強いストレッチを行うと、

・一時的に伸びても
・すぐに防御反応が強まり
・かえって痛みと動かしにくさが増す

という悪循環に陥ります。

つまり五十肩では、

固まるのが怖い → 強く伸ばす → 体が守る → さらに固まる


というサイクルが起こりやすいのです。


「愛護的に」が五十肩の基本

五十肩の回復で最も大切なのは、
「痛みを出さないこと」
そして
「体に安心を与えること」
です。

ストレッチをするにしても、

・痛みが出ない範囲
・反動を使わない
・呼吸が止まらない
・終わったあとに楽さが残る

こうした愛護的(やさしい)刺激でなければ、体は回復方向に向かいません。

「少し痛いけど我慢すれば効く」という考え方は、五十肩には当てはまらないのです。


PEACE & LOVEの考え方で五十肩を理解する

近年、ケガや痛みの回復指針として注目されているのがPEACE & LOVEという考え方です。

🔹 PEACE(急性期〜痛みが強い時期)

  • P:保護(Protect)
  • E:教育(Educate)
  • A:過度な消炎を避ける(Avoid anti-inflammatory)
  • C:圧迫(Compress)
  • E:挙上(Elevate)

五十肩の痛みが強い時期は、「無理に動かさない」「痛みを悪化させない」ことが最優先です。

🔹 LOVE(回復期)

  • L:負荷(Load)
  • O:楽観(Optimism)
  • V:血流(Vascularisation)
  • E:運動(Exercise)

ここで重要なのは、いきなり肩に負荷をかけないという点です。
LOVEの「Load」は、必ずしも「痛い場所に直接負荷をかける」ことではありません。


五十肩は「遠隔反応」を使うと回復しやすい

当院では、五十肩の回復期に遠隔アプローチを重視しています。

遠隔アプローチとは、
「痛みのある肩を無理に動かさず、離れた部位から体の反応を引き出す方法」
です。

たとえば、

・下肢や骨盤への抵抗運動
・体幹を安定させるPNFパターン
・呼吸と連動した全身運動

こうした刺激を入れると、不思議なことに

・肩周囲の緊張が抜ける
・動かす怖さが減る
・結果として可動域が広がる

という変化が起こります。

これは、体が
「安全に動いていい」
と再学習するためです。


なぜ肩を触らなくても肩が楽になるのか

肩の動きは、肩だけで決まっているわけではありません。

骨盤・背骨・肋骨・肩甲骨が連動してはじめて、腕はスムーズに動きます。
どこかが不安定だと、肩は常に頑張らされ、炎症後も緊張が抜けません。

遠隔アプローチでは、
体の土台を整え、肩が頑張らなくていい状態
を作ることを目的としています。

その結果、
「頑張って伸ばしていないのに、いつの間にか動く」
という変化が起こるのです。


五十肩は「我慢」ではなく「順序」が大切

五十肩は、
・我慢強さ
・ストレッチの量
・根性

で良くなるものではありません。

大切なのは、
PEACEで守り、LOVEで正しく回復させること
そして
直接触らずに変化を引き出す遠隔反応を使うこと
です。

当院では、痛みを誘発する施術や無理な可動域訓練は行いません。
体が安心して動きを取り戻せるよう、やさしく、段階的なコンディショニングを行っています。

五十肩でお悩みの方は、
「頑張りすぎていないか」
一度立ち止まって考えてみてください。

当院の取り組み

KARADAコンディショニングスタジオ i-Potentialでは、
理学療法士が全身のバランスを評価し、
筋膜と神経のつながりを整える安全性の高い整体を行っています。

その場しのぎではなく、
再発しにくい身体づくりを大切にしています。

関連記事

最近の投稿
TEL 080-1306-4237
WEB予約