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【第2回】膝痛を根本から改善する「3つのアプローチ」とは?従来治療との決定的な違い|膝痛のなぜ②

前回のおさらい:膝痛の真実

前回は、「歩くと楽になる膝痛」の真実についてお話ししました。

重要なポイント:

  • 痛みが消えるのは、脳が痛みを感じにくくしているだけ
  • 膝の炎症は実は続いている
  • 放置すると脳の構造まで変わってしまう
  • 従来の治療では限界がある

今回は、「では、どうすれば根本的に改善できるのか?」について、当院独自のアプローチをご紹介します。

なぜ当院のアプローチが違うのか?

膝痛の本当の原因を理解している

多くの治療院では「膝が痛い=膝に問題がある」と考えがちです。

でも実際は:

膝痛の8割は、膝以外に根本原因がある

例えば:

  • 足首が硬い → 膝で代償して動く → 膝に負担
  • 股関節が弱い → 膝が内側に入る → 膝の関節面に負担
  • 骨盤が歪んでいる → 脚全体のバランスが崩れる → 膝に負担
  • 歩き方の癖 → 膝の使い方が偏る → 膝に負担

当院の考え方:体は一つのチーム

私たちは、体を「一つのチーム」として考えています。

サッカーで例えると:

  • フォワード(膝)だけ責められても、試合は負ける
  • 守備(足首・股関節)がしっかりしていないと、フォワードに負担がかかる
  • チーム全体の連携が大切

体も同じです。膝だけでなく、体全体のチームワークを改善することが根本解決の鍵なのです。

当院独自の「3つのアプローチ」

膝痛を根本から改善するために、私たちは以下の3つのアプローチを組み合わせます:

アプローチ1:関節の動きを整える

目標:体全体のバランスを改善

膝関節は、体の「真ん中」に位置する関節です。

  • 上からは腰・背骨の影響を受ける
  • 下からは足首・足の影響を受ける

具体例:骨盤の歪みが膝痛を引き起こすメカニズム

  1. 骨盤が歪む
  2. 股関節の動きが制限される
  3. 歩く時に膝が内側に入る
  4. 膝の関節面に不均等な負担
  5. 膝痛が発生

当院のアプローチ: 痛みの出ている膝を直接触るのではなく、膝に負担をかけている他の関節から調整していきます。

メリット:

  • 痛みを悪化させることがない
  • 自然に膝の負担が軽減される
  • 根本的な改善が期待できる

アプローチ2:筋肉の働きを改善する

目標:正しい筋肉の使い方を取り戻す

「遠隔アプローチ」という考え方

痛みのある膝周りを直接マッサージすると:

  • 炎症が悪化する可能性
  • 揉み返しが起こりやすい
  • 一時的な効果に留まる

そこで私たちは、**「遠隔アプローチ」**を採用しています。

遠隔アプローチとは:

  • 痛みのない場所から
  • 膝に関連する筋肉の働きを改善
  • 結果として膝痛が軽減される

具体例:お尻の筋肉と膝痛の関係

研究により、膝痛の多くはお尻の筋肉(中殿筋)の弱さが関係していることが分かっています。

お尻の筋肉が弱いと:

  1. 歩く時に膝が内側に入る
  2. 膝の関節に不均等な負担
  3. 膝痛が発生

お尻の筋肉を強化すると:

  1. 膝が正しい位置で動く
  2. 膝の負担が軽減
  3. 膝痛が改善

アプローチ3:正しい体の使い方を覚え直す

目標:脳の運動プログラムを修正

長期間膝痛があると、脳が「間違った動き方」を覚えてしまいます。

よくある例:

  • 痛みを避けるための変な歩き方
  • 痛くない方の足ばかり使う
  • 膝を曲げないぎこちない動き

問題点: 最初は痛み避けの工夫だったものが、習慣として定着してしまい:

  • 体のバランスが更に崩れる
  • 他の部位にも負担がかかる
  • 膝痛が長引く・悪化する

当院のアプローチ: この「間違った動きのプログラム」を正しく書き換えるお手伝いをします。

具体的には:

  • 正しい歩き方を体に覚えさせる
  • バランス感覚を取り戻す
  • スムーズな動きを再学習する

科学的根拠に基づいたアプローチ

当院独自の「モビライゼーションPNF」

2012年の研究成果 

私たちの技術は、大学との共同研究により、その効果が科学的に証明されています。

研究内容:

  • 骨盤への適切な刺激が脳に与える影響を調査
  • MRIを使用して脳の活動を詳細に分析

結果:

  • 感覚運動野の活性化
  • 歩行に重要な脳領域の活性化
  • 脳の広範囲な領域での改善

これは、遠隔部位への適切な刺激が、脳の広範囲な領域を活性化することを科学的に証明した研究です。

実際の改善例

脳卒中患者での効果(大学研究より)

  • 歩行能力の向上
  • 関節可動域の改善
  • 日常生活動作の向上

これらの研究結果から、私たちのアプローチが脳の運動戦略を根本的に改善することが証明されています。

改善までの流れ

Phase 1:痛みを落ち着かせる(2-4週間)

目標:

  • 日常生活での強い痛みを軽減
  • 基本的な動きをスムーズにする
  • 正しいセルフケア方法を身につける

この時期のポイント:

  • 無理をしない
  • 痛みの出る動作を避ける
  • 正しい知識を身につける

Phase 2:正しい動きを覚え直す(4-8週間)

目標:

  • 正しい歩き方を身につける
  • バランス能力を向上させる
  • 筋力を段階的に強化する

この時期のポイント:

  • 意識的に正しい動きを練習
  • セルフケアの継続
  • 少しずつ活動量を増やす

Phase 3:再発予防と健康維持(8週間以降)

目標:

  • 膝痛の再発を防ぐ
  • より活動的な生活を送る
  • 長期的な健康を維持する

この時期のポイント:

  • 定期的なメンテナンス
  • 継続的なセルフケア
  • 生活の質の向上

他院との違いがわかる比較表

項目 一般的な治療院 当院のアプローチ
診る範囲 膝のみ 体全体
アプローチ 患部への直接刺激 遠隔アプローチ
目標 痛みの軽減 根本原因の解決
根拠 経験ベース 科学的根拠
効果の持続 一時的 長期的
再発予防 限定的 積極的

まとめ:根本改善への3つのカギ

関節の動きを整える(体全体のバランス改善)
筋肉の働きを改善する(遠隔アプローチで安全に)
体の使い方を覚え直す(脳のプログラム修正)

このような方に特におすすめです

☑ 何度も膝痛を繰り返している
☑ 「年齢のせい」と諦めかけている
☑ 根本的な改善を目指したい
☑ 科学的根拠のある治療を受けたい
☑ 将来も健康で歩き続けたい

あなたの膝痛も、適切なアプローチで改善できる可能性があります。

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まずは、あなたの膝痛の原因を詳しく分析させてください。そして、最適な改善プランをご提案いたします。

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  • 自宅でできる効果的なセルフケア方法
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執筆者:新井光男
広島大学博士(保健学)・理学療法士(40年以上の経験)
KARADAコンディショニングスタジオ i-Potential 所長

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