あなたも経験ありませんか?この不思議な膝痛
朝起きて歩き始めた瞬間、「あっ、膝が痛い…」
でも、しばらく歩き続けていると、いつの間にか痛みが消えている。
「あれ?さっきまでの痛みは何だったんだろう?」
実は、この現象を経験し、それでも治らない膝痛に苦しんでいる方はとても多いです。
- 病院では「年齢のせい」と言われた
- 痛み止めを飲んでも、その場しのぎ
- マッサージを受けても、翌日にはまた痛い
そんな経験をお持ちではないでしょうか?
今日は、40年以上膝痛治療に携わってきた理学療法士の私が、この不思議な現象の真実と、根本的な改善方法をお話しします。
歩くと膝痛が消える理由:実は危険な体のサイン
痛みが消えるのは「治った」わけではない
多くの方が勘違いされているのですが、歩いているうちに痛みが消えるのは、膝が治ったわけではありません。
実際に起こっているのは:
脳が「痛みを感じにくくする」調整をしているのです。
これを医学的には「痛みの閾値(いきち)の上昇」と言います。
- 閾値が下がる = 痛みに敏感になる
- 閾値が上がる = 痛みを感じにくくなる
つまり、膝の炎症や問題は続いているのに、脳が「痛みを感じないようにしている」だけなんです。
なぜ膝だけが特別なのか?人類の進化の秘密
肩こりや腰痛の場合、痛みが出ると「安静にしよう」と感じますよね。
でも膝の場合は違います。痛くても「歩き続けよう」とする不思議な特徴があります。
これには、人類の進化の歴史が関係しています。
狩猟時代の名残り
- 獲物を追いかける時に膝痛で止まると、食料が確保できない
- 敵から逃げる時に膝痛で動けないと、生命に関わる
農耕時代の名残り
- 膝が痛くてしゃがめないと、田植えや収穫ができない
このような生存に関わる状況で、脳が「痛みよりも移動を優先する」プログラムを発達させました。
そのプログラムが、現代人にも受け継がれているのです。
膝痛を放置する本当の怖さ:あなたの将来に関わる重大な問題
見えない炎症が進行している
「痛みが消えたから大丈夫」と思って放置していると、目に見えないところで問題が進行しています。
実際に膝の中で起こっていること:
- 慢性的な炎症が続いている
- 関節液が異常に増える(膝に水が溜まる)
- 軟骨が少しずつ傷んでいく
- 骨が変形し始める
人生100年時代の深刻な問題
昔は平均寿命が短かったので、「歩けなくなる頃には寿命」でした。
でも現代は違います。
人生100年時代を迎えた今:
- 70歳、80歳になっても歩き続ける必要がある
- 膝の問題は、長期間にわたって生活の質を左右する
- 早めの対処が、将来の健康を大きく左右する
放置すると起こる恐ろしい変化
最新の脳科学研究で、衝撃的な事実が明らかになりました。
2014年の国際的な研究結果:
- 変形性膝関節症の患者12名と健常者11名を比較
- 脳の活動をMRIで詳しく調査
- 結果:膝痛患者では脳の配線が変わってしまっていた
つまり、膝の痛みを長期間放置すると、脳の構造まで変化してしまうのです。
従来の治療法では限界がある理由
よくある治療法とその問題点
多くの方が以下のような治療を受けていますが、なかなか根本的な改善に至らないのが現実です。
- 湿布・痛み止め
- ✗ 一時的な痛みの緩和のみ
- ✗ 根本原因は解決されない
- ✗ 長期使用で副作用のリスク
- 膝のマッサージ
- ✗ 炎症部位を直接刺激してしまう
- ✗ 施術後に揉み返しが起こりやすい
- ✗ 効果が一時的
- 膝周りの筋トレのみ
- ✗ 痛みがある状態での運動は逆効果の場合も
- ✗ 体全体のバランスを考慮していない
なぜ改善しないのか?本当の理由
膝痛の多くは、膝だけの問題ではないからです。
- 姿勢の悪さ
- 歩き方の癖
- 他の関節の硬さ
- 筋肉の使い方の偏り
- 体重のかけ方の偏り
これらが複雑に絡み合って、膝に負担をかけています。
だから、膝だけを治療していても、根本的な解決にならないのです。
このような症状でお悩みの方へ
☑ 歩き始めに膝が痛くなる
☑ 病院で「年齢のせい」と言われた
☑ 痛み止めに頼りたくない
☑ マッサージの効果が続かない
☑ 将来歩けなくなるのが不安
☑ 根本的に改善したい
一つでも当てはまる方は、ぜひ続きをお読みください。
次回は、「なぜ当院のアプローチが根本改善につながるのか」について、具体的にお話しします。
銀座一丁目で膝痛の根本改善を目指すなら
KARADAコンディショニングスタジオ i-Potential
選ばれる理由:
- 理学療法士歴40年以上の豊富な経験
- 脳科学に基づいた独自のアプローチ
- 銀座一丁目駅から徒歩1分の好立地
初回限定の安心保証: 施術開始から10分以内に変化を感じられない場合は無料
お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
次回予告:
- なぜ当院のアプローチが違うのか?
- 膝痛を根本改善する3つのポイント
- 自宅でできる簡単セルフケア
執筆者:新井光男
広島大学博士(保健学)・理学療法士(40年以上の経験)
KARADAコンディショニングスタジオ i-Potential 所長