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筋膜

肩こり・腰痛の“真犯人”は筋膜だった? 〜炎症・線維化・動きの乱れが背中を歪める〜 ※ストレッチしすぎに注意!

1. 筋膜ってなに?「動きをつなぐ膜」

筋膜は、筋肉を包み込みながら、
体全体をネットのようにつないでいる“薄い膜”です。

健康な筋膜は、
層と層がほどよく滑り合うことで、

  • 筋肉がスムーズに動く

  • 姿勢が自然に保たれる

  • 余計な力を使わずに済む

という働きをしています。

この「滑りやすさ」を
**筋膜の可動性(かどうせい)**と呼びます。


2. 可動性は「高すぎても・低すぎても」ダメ

多くの人が誤解しがちなのがここです。

可動性が低すぎると…

  • 筋膜がくっつく(癒着)

  • 動きが引っかかる

  • 筋肉が硬く感じる

逆に、柔らかすぎると…

  • 支える力が弱くなる

  • 筋膜がズレやすくなる

  • 微細な傷や炎症が起こりやすい

その結果、

体を守ろうとして筋肉が過緊張し、
慢性的な肩こり・腰痛につながります。

理想は
「滑りすぎず、固まりすぎず」
ほどよく動いて、ちゃんと支える筋膜


3. 慢性炎症が「間質」を硬くする

同じ姿勢・使いすぎ・ストレスなどが続くと、
筋膜の周囲で小さな炎症が起こります。

この炎症が長引くと…

  • 筋肉と筋膜のすき間(間質)が

  • やわらかい状態から

  • 硬いコラーゲン組織に変化

これを
線維化(せんいか)・コラーゲン化と呼びます。

すると、

  • 筋膜が滑らない

  • 血流やリンパが滞る

  • こわばり・だるさが取れない

という状態になります。


4. 筋膜は「痛みを感じやすい組織」

実は、筋膜はとても神経が多い組織です。

炎症や癒着が起こると、

  • 押すと痛い

  • しこりがある

  • 痛みが離れた場所に出る

といった症状が現れます。

これが
筋膜性疼痛(きんまくせいとうつう)です。


5. 痛い時期と、気づかない時期がある

筋膜のトラブルには2段階あります。

状態 特徴
活動期 動かすと痛い・押すと強く痛む
潜伏期 痛みは少ないが、硬さ・歪みが残る

⚠ 特に要注意なのが
「痛くないけど硬い」潜伏期

この時期に放置すると、

  • 背中がねじれる

  • 肩の高さが違う

  • 腰が片側だけ重い

といった姿勢の歪みにつながります。


6. 背中の歪みは「筋膜バランスの乱れ」

背中の筋膜(脊柱起立筋まわり)が片側だけ硬くなると、

  • 片側が動かない

  • 反対側が引っ張られる

  • 背骨がねじれる

という流れが起こります。

逆に、

  • ゆるみすぎる

  • 支えが足りない

場合も、
体を安定させようとして筋肉が緊張し、
結果的に肩こり・腰痛になります。

硬すぎても、ゆるすぎても不調になる


7. 整体で大切にしている視点

肩こり・腰痛を根本から改善するには、

  • 筋肉を伸ばすだけでなく

  • 筋膜の「滑り」を整え

  • 硬いところはゆるめ

  • ゆるすぎるところは安定させる

ことが大切です。

そのために行うこと

  • 筋膜層の調整

  • 間質の流れの改善

  • 体幹バランスの再教育

  • 必要に応じた軽い運動


まとめ

肩こり・腰痛の正体は「筋膜の問題」のことが多い
ストレッチのしすぎは逆効果になる場合も
大切なのは「動き・支え・流れ」のバランス

ほぐすだけでも、伸ばすだけでもない。


体は「ちょうどいい状態」に戻してあげることで、
本来の軽さと動きを取り戻します。

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