こんにちは。
今日は整体の現場でもとても重要な
「間質(かんしつ)」と「間質液」、
そしてそこから起こる 筋膜の癒着やコリ について、
できるだけ分かりやすくお話しします。
間質(かんしつ)ってなに?
私たちの体は、
「細胞」だけでできているわけではありません。
細胞と細胞のあいだには、
**クッションのような“すき間”**があり、
これを 間質(かんしつ) と呼びます。
間質の中には、
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コラーゲンなどの繊維
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細胞外マトリックス(体の土台)
があり、
その空間を満たして流れているのが 間質液(かんしつえき) です。
間質液の役割は?
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栄養や酸素を細胞に届ける
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老廃物を回収する
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組織の動きをなめらかにする
つまり間質液は、
体の中の“見えない流れ道” なんです。
間質液とリンパはつながっている
間質液の一部はリンパ管に吸収され、
リンパ液となって体をめぐります。
この流れがスムーズだと、
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体が軽い
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むくみにくい
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疲れが残りにくい
状態を保てます。
しかし流れが滞ると…
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体が重だるい
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むくみやすい
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コリが取れない
といった不調が出やすくなります。
実は、
むくみや慢性疲労の正体は「間質の滞り」
というケースも少なくありません。
間質が硬くなると何が起こる?
ケガ・炎症・長時間同じ姿勢・過度な負担などが続くと、
間質の中で コラーゲンが増えすぎる ことがあります。
これを 線維化(せんいか) と呼びます。
線維化が進むと、
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間質が硬くなる
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水分が動きにくくなる
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筋肉と筋膜の滑りが悪くなる
この状態が、
いわゆる 筋膜の癒着 です。
筋膜癒着が起こるとどうなる?
筋膜の癒着があると、体はこんなサインを出します。
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動かすと突っ張る
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体が伸びにくい
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一部だけ動かしづらい
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マッサージしてもすぐ戻る
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コリや痛みが慢性化する
つまり、
「筋肉が硬い」のではなく、
筋肉の“周りの環境(間質・筋膜)”が固まっている
ということが多いのです。
改善のために大切なこと
線維化や癒着が進んだ体を回復させるには、
強さより“流れ”を意識すること が重要です。
① 無理をしない
強すぎる運動やゴリゴリのマッサージは逆効果。
「痛みの出ない範囲」で動かすことが基本です。
② やさしいストレッチ・筋膜リリース
ゆっくり動かすことで、
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間質液が動き出す
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筋膜の滑りが戻る
結果として、コリが自然に抜けやすくなります。
③ 軽い筋力運動も効果的
実は、
適度な運動は線維化を防ぐ ことが分かっています。
強化が目的ではなく、
「動かして循環を作る」ことがポイントです。
整体でできること
整体では、
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筋膜や筋間の滑走を回復
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間質液の流れを促進
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体の中の循環環境を整える
ことを目的に施術します。
これは単なる「ほぐし」ではなく、
体の中の流れを整えるケア です。
流れが戻ると、
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関節が動きやすくなる
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コリが残りにくい
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むくみが減る
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体が軽く感じる
といった変化が出やすくなります。
まとめ
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間質液は「細胞の間を流れる命の水」
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滞ると、むくみ・コリ・疲れの原因になる
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線維化と筋膜癒着は、動きの悪さの正体
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大切なのは「強さ」より「流れ」を取り戻すこと
「最近、体が重い」
「ストレッチしてもスッキリしない」
そんなときは、
筋肉の奥にある“間質と筋膜の流れ” に
目を向けてみてください。
体は、
流れが整うだけで、驚くほど楽になります。
