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筋膜

体の“すき間”で起こる不調 〜間質液と筋膜癒着の深い関係〜

こんにちは。所長の新井です。

今日は、整体の現場でとても大切だと感じている
「間質(かんしつ)」と「間質液(かんしつえき)」
そしてそれが関係する筋膜癒着やコリ、むくみについてお話しします。

「間質」って聞いたことありますか?

間質とは、細胞と細胞のあいだにある「すき間」のような場所。
その中には、コラーゲンや細胞外マトリックスと呼ばれる結合組織があり、
その空間を満たしているのが間質液です。

この間質液は、血液から染み出した成分でできており、
細胞に酸素や栄養を届け、老廃物を受け取るという大事な仕事をしています。

つまり、体の中では

「血液 → 間質液 → 細胞 → リンパ液」
という流れで、絶えず体液がめぐっているのです。

間質液とリンパの流れ

毛細血管から出た水分のほとんどは静脈に戻りますが、
一部(約10%ほど)はリンパ管に入ってリンパ液になります。

このリンパがスムーズに流れていると、
体の水分バランスが保たれ、むくみも起こりにくくなります。

しかし、疲労や姿勢の崩れ、冷え、筋肉のこわばりなどで
この流れが滞ると、間質液が溜まり、
・むくみ
・重だるさ
・筋肉のこり
といった不調につながっていきます。

筋肉の線維化(せんいか)とは?

間質に炎症や負担が続くと、
その部分にコラーゲンが過剰に沈着して硬くなります。
これを線維化(せんいか)といいます。

線維化が進むと、筋肉の中の柔らかい部分(間質)が動かなくなり、
筋膜(筋肉を包む膜)との「すべり」が悪くなります。
これがいわゆる筋膜癒着の状態です。

筋膜癒着が起きるとどうなるの?

筋膜がうまく滑らなくなると――

  • 体を動かしたときに「突っ張る」感じ
  • 可動域が狭くなる
  • コリが取れにくい
  • 慢性的な痛みが続く

といった症状が出やすくなります。

これは、単に筋肉の表面が硬いだけではなく、
間質の中での“滑り”が悪くなっていることが原因です。

改善のためのポイント

① やさしく動かす

強すぎる刺激や急な運動は逆効果になることがあります

痛みの出ない範囲で、ゆっくり動かすことが大切です。

② ストレッチ・筋膜リリース

間質液の流れを促し、滑走性を回復させることで、
筋肉がスムーズに動くようになります。

当スタジオでは筋膜ストレッチを用いてむくみや筋膜の癒着を改善しています。

ぜひ体験してください。

③ 軽い筋力トレーニング

適度な抵抗運動は、筋肉の線維化を防ぐ効果があります。
実際に、運動が筋線維化を抑えるという研究報告もあります。
(Horii, N. ほか, FASEB Journal, 2018)

当スタジオではPNFを用いた筋力トレーニングをおこなっています。

🌿 整体でできるサポート

筋膜ストレッチやPNFにより筋膜や筋間の“滑り”を整え、
間質液の流れをスムーズにするように施術します。

その結果として、

コリが取れやすくなる、むくみが減る、動きが軽くなる、疲れにくくなる

といった変化を感じる方が多いです。

ぜひ、ご体験ください。

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