「ほぐすと楽になるのに、すぐ戻る…」その理由
慢性的な肩こり・腰痛で、
マッサージや筋膜リリースをしても一時的という経験はありませんか?
それは、
👉 痛みの原因が「コリ」ではなく
👉 **筋膜そのものの“質の変化”**にある可能性が高いからです。
◎ 所長コメント
慢性痛の多くは「硬くなった筋膜をどう再教育するか」がカギです。
表面をほぐすだけでは、深いところは変わりません。
慢性炎症が続くと、筋膜は「ゴム」ではなく「段ボール」になる
炎症が長く続くと、筋膜では
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コラーゲンが増える
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線維が厚く、乱れて固まる
という線維化が起こります。
この状態では
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押しても戻る
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伸ばしてもすぐ元に戻る
つまり、
「ほぐす刺激が効きにくい構造」になっています。
◎ 所長コメント
硬さの正体が“筋膜の材料そのもの”にある場合、
マッサージは気持ちよくても、変化は長続きしません。
筋膜は「押される」より「引かれる」ほうが反応する
筋膜はとても賢い組織で、
力の方向を読み取って自分で形を変える性質があります。
これを近年
Smart Matrix(賢いマトリックス)
と呼びます。
特徴はシンプル
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押す刺激 → 反応が小さい
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方向性のある張力 → 線維が並び替わる
つまり、
軽い抵抗運動こそ、筋膜が一番理解しやすい刺激なのです。
◎ 所長コメント
筋膜は「どの方向に使われたいか」を常に見ています。
だから、正しい方向で軽く使うと、自分で整い始めます。
なぜ「螺旋(ねじれ)」の動きが特に効くのか?
体には、全身をつなぐ筋膜ラインがあります。
その中でも重要なのが、
螺旋ライン(Spiral Line)です。
これは、
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肩と骨盤
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体幹と四肢
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右と左
ねじれながら連動させるライン
歩く・振り向く・支える
人の動作のほとんどに使われます。
◎ 所長コメント
慢性痛の体は「ねじれが使えない」ことが多い。
だから、螺旋ラインを軽い抵抗で目覚めさせると、
全身が一気につながります
まとめ:なぜ「筋膜リリースより抵抗運動」なのか?
✔ 理由はこの3つだけ
① 線維化した筋膜は、押しても変わりにくい
→ リリースの効果が一時的
② 抵抗運動は、線維の並びそのものを整える
→ 構造が変わる=戻りにくい
③ 螺旋ラインは全身を一度に再教育できる
→ 局所より効率がいい
結論
慢性の肩こり・腰痛には「螺旋ライン × 軽い抵抗運動」が最適解
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強く押さない
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無理に伸ばさない
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正しい方向に、軽く使う
これが、
痛みが戻りにくい体を作る最短ルートです。
◎ 所長コメント(最後に)
「ほぐしてもすぐ戻る」方ほど、
必要なのはリリースではなく運動による再配列です。
当院では、
螺旋ラインを使った安全な抵抗運動で
“治るだけでなく、戻らない体”を目指しています。
理論背景(参考)
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Robert Schleip:筋膜の感覚・力学研究
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Thomas Myers:筋膜ライン理論
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Anatomy Trains
