なぜ「冷やすだけ」では治らないの?
「痛くなったら冷やす」
これは昔からよく言われてきた対処法です。
たしかに
✔ ぶつけた直後
✔ 捻ったばかり
✔ 熱をもってズキズキする
こうした “なりたての痛み” には、冷やすことが有効です。
でも──
何週間も、何ヶ月も続く肩こり・腰痛・膝痛 に対して、
冷やし続けて本当に良くなっているでしょうか?
実は、
痛みは「段階」を間違えると治らない
① まず大切なのは「急性期」と「慢性期」を分けて考えること
痛みには大きく 2つの段階 があります。
急性期(痛くなった直後)
-
熱がある
-
腫れている
-
ズキズキ強く痛む
炎症が活発な状態
▶ この時期は「冷やす」が正解
慢性期(長引く痛み)
-
だるい・重い
-
押すと硬い
-
動かすと違和感が続く
炎症そのものより「組織の固さ・癒着」が問題
▶ ここで冷やし続けると、回復が進みにくくなります
最近の医療・スポーツ分野では、
「冷やしすぎは、体の修復力を止めてしまうことがある」
という考え方が主流になっています。
② 長引く痛みの正体は「筋膜の線維化(くっつき)」
慢性痛で必ずと言っていいほど関係するのが 筋膜 です。
筋膜で何が起きているの?
-
炎症が長く続く
-
同じ姿勢・同じ動きが続く
すると筋膜の中で
コラーゲンが増えすぎる
水分(ヒアルロン酸)がドロッとする
筋膜同士が滑らなくなる
これが
「筋膜の癒着(線維化)」 です。
結果として
-
動かしにくい
-
押すと痛い
-
すぐ元に戻る
という状態になります。
③ ストレッチ筋膜法が効くのは「理由」があります
当院の筋膜へのアプローチは、ストレッチ筋膜法を用います。
遠隔の部位から痛みなど問題がある部位にアプローチする遠隔法です。
ただ“気持ちよくほぐす”ものではありません。
理由①:滑りを回復させる
適切な圧と方向を加えることで、
ベタついたヒアルロン酸が一時的にサラサラになり、
筋膜の「滑走性(すべり)」が戻ります。
理由②:神経を落ち着かせる
筋膜には、緊張を感知するセンサーがたくさんあります。
やさしい刺激を入れることで
自律神経が落ち着き、体が「緩んでいい」と判断します。
この考え方は、
筋膜研究で有名な Robert Schleip や
解剖学的研究を進めた Carla Stecco
の研究でも裏付けられています。
理由③ 当スタジオのの施術コンセプト🔬 最新科学 × 臨床経験
- 筋膜解剖学(Carla Stecco)
- 筋膜と神経(Robert Schleip)
- 運動生化学(マイオカイン研究)
- 痛みの「段階」を見極めた
オーダーメイド施術
理由4:実は「運動」こそ、最高の抗炎症ケア
筋膜を整えたあとに最も大切なのが
再発させない体づくり
ここで登場するのが マイオカイン です。
マイオカインって何?
筋肉を動かすと分泌される
体内で作られる“天然の抗炎症物質” です。
-
炎症を抑える
-
血流を良くする
-
回復を早める
という働きがあります。
⑤ なぜ「優しい抵抗運動」をすすめるのか?
慢性痛の体は、
✔ 組織が弱っている
✔ いきなり強い運動に耐えられない
そこで当院では
軽い力で行う等尺性運動(動かさず力を入れる運動)
を指導しています。
これなら
-
組織を傷めない
-
マイオカインはしっかり出る
-
安全に回復力を高められる
まさに
「治すための運動」 です。
まとめ|当スタジオが大切にしていること
長引く痛みは
冷やすだけ
強く揉むだけ
では良くなりません。
✔ 痛みの段階を見極め
✔ 筋膜の滑りを整え
✔ やさしい運動で回復力を引き出す
この流れがあって、はじめて
「戻らない体」 に変わっていきます。
「もう年だから」「体質だから」と諦める前に
痛みには、必ず理由と順番があります。
長年続く不調でお悩みの方は、
ぜひ一度ご相談ください。
